褪せない

僕は間違ってるのかもしれない。


そう思いながら、いやそんなはずはない、と思いながら日々を過ごし出会いと別れ、そして様々な判断を繰り返している。



僕の人生は自己否定と肯定の狭間を心が揺れ続けながら過ごす時間なのかもしれない。



色や感情は放っておけば褪せてしまう。



それを避けるには、



色を重ねるか



永久保存するべくそこで時間を止めてしまうか二つに一つだ。





卑屈で曲がった美的価値感がある。



大切な日々。



時間。



感情。



それを大切に心に綴っておくために、




それらの色が褪せないように、






時間を止めるために、



別れをチョイスすることがある。




憤りと怒り、悲しさが色を変えてしまわないように、




別れで永久保存してしまう。






寂しさは酸味みたいだ。





やがて訪れる甘さを引き立ててくれる。





そう思いながら、今日も酒を飲むタバコを吸う。









この感覚が褪せないように。