ホワイトムスク、というと皆さんはどのような香りをイメージしますか?
香りの話をしていると、よく「ムスク系が好き」という方がいます。
しかし、様々なブランドのムスクやホワイトムスクの香りを試してもらうと分かるのですが、
実は、ムスク系の香りはブランドによって香りが全然違います。
ムスクとは、麝香(じゃこう)は雄のジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる分泌物を乾燥した香料、生薬の一種です。wikiより
いうまでもなく、ムスクはそれ単体で良い香りを放つものではないですよね?
僕は、香りの世界におけるムスクというのは、料理の世界におけるフォアグラと似ているように感じています。
フォアグラもそれ単体ではおいしいものではありません。
しかし、他の要素、つまりソースと絡み合う事で、
その奥深さやコクに独特の魅惑的ともいえる魔味を潜ませることができる
杞憂な食材となるのです。
ムスクもこれに似ています。
それ単体で素晴らしい香りを放つものではありませんが、バニラや、ジャスミンなど他の要素と組み合わさることで、
その香りに柔らかさと独特の奥行を与えることが出来るんですね。
ちなみに、うちのレイヤードフレグランスのムスクはバニラと合わせる事で、
甘さに奥行と大人らしさを与えています。
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