多くの方の協力もあり密葬での葬儀、告別式を無事執行うことが出来ました。
御協力頂いた皆様ありがとうございました。
父 石坂敬一について書きます。
私の父親は戸籍上は1945年8月25日生まれとなっていますが、
実際には8月15日に生まれたそうです。
当時の社会的な状況から出生届の提出がずれ込み、
戸籍での扱いは25日付になったと言っていました。
幼い頃はこの話を聞く度に運命的な日に生まれた父を誇りに思い、
また同時に自分自身の人生も何かに導かれるように幸運な運命に
のっていると無条件に信じていたのを覚えています。
実際に昨年の大晦日に永眠したのだから始まりから
最後までドラマチックな人生を父は生きたと思います。
父親という存在が亡くなったことで、
自分の中に父を探す時間が増え、
その時間を通して生前は気がつかなかったことに気が付いたりします。
「あぁ、親父この時はこういう考えだったのかな。」
というような新たな発見です。
仕事に生きたイメージの強い父親でしたが、
僕には結構いろいろな思い出があり、
ユニークだけど素朴で優しい父親だったなと思います。
けれど、家の外では一変、
信じられない位ハードワーカーな父は情熱的でドラマチックな音楽人生を謳歌したのが父でした。
弔問に訪れる方々から、父との思い出を聞くたびに、息子ながら情熱的で良い人生を送ってよかったなと感じました。
仕事と家庭の間に強烈な線を引く父だったので、
ごく最近まで僕や家族は職場での父をあまり知りませんでした。
なので、死して初めて聞くエピソードも数多く、それらはとても面白いものでした。
多くのことを教えてくれた父親には、最後に死を通じて大きなことを感じさせられた気がします。
男は仕事を通じて愛情友情を達成する、ということです。
父がそんな人生を送ったように、僕もそうして生きていくんだと。
幸い、父の手掛けた著作や記事がたくさんあるので時間を見つけて改めて読んでいこうと思います。
頑張ります。
頑張りましょう。
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