高校の時、一番好きな授業が倫理の授業でした。
ソクラテス、アリストテレス、ニーチェ、カント、などなど。
高校三年生の僕はのめり込むように倫理の世界に没頭していきました。
倫理だけはかなーり熱心に勉強していたので、先生に気に入られてNHKのディレクターに紹介してもらい、当時のNHKしゃべりばスペシャルに出たこともありました。笑
しゃべりば、確か生放送で5時間くらいやったような。。。
良い思い出です。笑
当時熱中した哲学者たちの世界も、今となっては記憶が曖昧なので、正確に理解できている範疇はかなり狭いのですが、、、
思春期に倫理という授業に出会い、哲学者たちの知の世界に触れたことは非常に良い経験だったなと思っています。
僕は、
フレグランスって色っぽくて艶っぽいものだけど、香りそのものはとても哲学的な世界だと思っています。
目には見えず、実態が見えないもの。
そこに確実に存在はしていて、感覚にだけ訴えかける。
他人とそのイメージを共有することが難しい。
かっこつけて言えば、「情念」や「意識」と近いような気がしますね。
フレグランスは「見えない部分を逆手に取るかどうか」でそこから先のアプローチがガラッっと変わってくると考えています。
普通に考えると、見えないものを売るのは、やりづらいですよね。笑
でも、僕にはフレグランスの特性である「見えない」という点があまり気にならないのですが、これは、思春期に倫理を学んだことが幸いしているのかな、とふと思ったので書いてみました。
特にカントが効いてる気がする。
興味のある方は、難しいですが見てみてください。
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