香水の使い方に関して様々なところで話す機会が多いのですが、
今日は、これはあんまりやらない方がいいな、
という使い方に関してです。
僕があんまり良くないなぁ、と思っている香りの使い方、、、
それは柔軟剤での過剰香り付けです。
実はここ数年の柔軟剤は、
以前の何十倍も香料が使用されているんですね。
香料会社の方たちと話していると、
「最近の柔軟剤は香料の使用量がどんどん増えてますよ」
という話によくなります。
香りを使う文化として、
柔軟剤で衣類の香りを楽しむというのは良いと思うのですが、
僕としては、最近の柔軟剤は香りがちょっと強すぎるかな、と思ってます。
香りが強い柔軟剤を香水の代わりに使う考え方も
ある程度普及してきてはいますが、
僕からすると、
「柔軟剤を香水の代わりに使うという事は、香水は使わないのかな?」
という感じです。
経済的な理由から香水ではなく、
柔軟剤をチョイスしている方に伝えたいのは、
実は日本って世界で最も安く香水が手に入る国なんですよ、という事です。
安く手に入る香水はたくさんあるので、是非香水を使ってください。
というのも、
柔軟剤で使われている香料というのは、
香水で使われている香料と比べると
かなり質の低い香料を使うのが通常なんですね。
例えば、
よく見かける有名な柔軟剤で使っている香料は、
レイヤードフレグランスで使っている香料の何十分の一という価格です。
柔軟剤って本来は、
例えばタオルで顔を拭いた時にフワッと、
心地よく香る程度のものだと僕は思うんですね。
そういう柔軟剤は僕も大好きです。
なのでそういう目的であれば、そのくらいのクオリティの香料でも十分なんです。
だけど、そういうクオリティの香料なのに、
強さだけがどんどん強くなってきている現在の柔軟剤たちを使うと、
僕の印象としては、何か香りがコモッてる感じに感じられるんですよね。
このコモッてる感じが、僕は何ともいえないチープな印象に感じられて、NGなんですよね。
このコモッてる感じが、「よい香り」、というよりも、生活臭っぽい仕上がりになってしまうんです。
なんとなく、皆さんこの感覚は経験あるのではないでしょうか?
実は、そんな僕の香りへのこだわりを詰め込んだ柔軟剤を現在開発しているので、
後日、その様子をリポートしますね。
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