イギリス時代②

2005年の4月から6月の終わりまで、イギリスのブライトンという街に滞在していました。


9月からランカスターという北部の町で始まる修士課程に備えて、イギリス生活の地ならし的な感じで数ヶ月ブライトンに滞在することにしたのです。


ブライトンといえば、海沿いにブライトンピアと呼ばれる桟橋が有名で、桟橋にはちょっとした商業施設が入っています。


日本だとあまり馴染みのない作りですが、すごくお洒落で観光スポットになっています。



夜になるとライトアップされてとても綺麗です。


また、海外沿いの道には、トランクルームのようなものがあるのですが、それも配色がお洒落です。


確か、このブライトンという街は、比較的富裕層がエリアになっているらしく、それもあってか街の雰囲気もお洒落で余裕を感じる気がします。


この土地に2か月間ホームステイして、語学学校に通っていました。


ホームステイ先の家がとても良い老夫婦だったので一緒に過ごす時間を通して、イギリスの文化をしっかりと感じることができたと思います。


もちろん、十把一からげにはできないですが、イギリス人の精神文化的な部分を理解することができた気がしています。


僕はこの後、大学院で国際政治を勉強することになっていたので、ホストマザーはよく僕を、「将来の日本の首相よ」的なジョークを交えて知人に紹介することが多かったのですが、その流れでその知人たちとちょっとした政治談議をすることがよくありました。


紅茶飲みながら。


ちなみに、当時はイラク戦争の最中であり、ちょうどロンドンのテロ事件があったタイミングでもありました。


いろいろと話していく中で、僕が感じていたのは、イギリス人って、違う政治思想や精神文化を持っていても、特にそれを気にしないんだなぁ、と言うような感覚でした。


そして、違う意見があって、ちょっとした議論になっても、何かしらのジョークで話が綺麗に着地して、次のサッカーの話題に変わっていく。


みたいな感じがよくあって、何となくそれが新鮮だったような思い出があります。



今振り返ると、この土地で色々な国籍の友人ができたことも僕の財産のです。


facebookもあるので繋がっていられて便利ですよね。


そうそう、ちょうどこの時期くらいにmixiが流行り始めたんですよね。


イギリスにいながら、こんなサービスがあるんだ、という衝撃が走ったのを覚えています。


最初は何の話か良く分からなかったからね。笑


ブライトンでの生活は、朝学校に行って、それが昼過ぎくらいに終わって、でちょっとお茶して帰って、夕飯食べて、夜パブに行く。


という、今考えると、めちゃくちゃ羨ましい生活でした。笑


そして、週末はビーチで飲んでる、みたいな。


もうかれこれ10年前の話ですが、あれから訪れていないので、機会があればまた是非訪れたい土地ですね。


ここでの滞在を終えて、僕が向かったのが、ランカスター、という北部の街でした。


華やかでお洒落なブライトンの街から、地味で田舎なランカスターへ。


次回はランカスターについて書きますね。


前回のイギリスネタはこちら。